動物愛護推進事務所の紹介
おおいた動物愛護センターは本年2月17日に、動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護法)に規定する犬、猫の引取り等の事務を行うため、大分県と中核市である大分市との共同で大分市廻栖野に開所しました。
また、大分市は狂犬病予防法に規定する犬の抑留等の中核市が行う事務や大分県の特例条例により、動物愛護法、大分県動物の愛護及び管理に関する条例の事務も行っています。
これらのことからわかるように、正式には大分県動物愛護センターと大分市動物愛護センターの二つの機関が存在し、総合名称として「おおいた動物愛護センター」を用いています。
同センターは管理棟と動物保護棟からなり、管理棟1階がセンター事務室、2階が我々の公益社団法人大分県獣医師会が、3階に大分県酪農業協同組合がそれぞれ入っています。
屋外施設として「みどりのドッグラン」と「みどりの広場」があり、ネーミングライツを取得し、指定管理者として九州乳業(株)が運営しています。
平成31年4月1日から県は、西部保健所及び北部保健所(豊後高田保健部を含む)には、犬の捕獲、犬猫の引取り、譲渡の事前審査等の事務を残し、それ以外の保健所(東部、中部(由布を除く)、南部、豊肥については、動物愛護センターに事務を集中化しました。
これと同時に、集中化した業務うち、東部保健所(国東保健部を含む)及び豊肥保健所、中部保健所由布保健部の業務を県獣医師会に委託しました。
このため、県獣医師会は、「動物愛護推進事務所」を愛護センター事務室内に開所しました。同事務所は、所長(獣医師会常務理事)、次長(動物愛護事業の総括)、動物愛護業務員(動物愛護・適正飼養の推進)5名の計7名体制で業務を実施しています。
主な業務は下記のとおりです。
- (1)犬に関する業務
- 係留されていない犬の捕獲
- 引取り センター及び指定した場所(保健所等)での引取り及び所有者のいる場合の料金の徴収
- 返還手続きを済ませた犬の返還
- 適正飼養の啓発、指導
- 検診(トリアージ)の補助
- (2)猫に関する業務
- 引取り センター及び指定した場所(保健所等)での引取り及び所有者のいる場合の料金の徴収
- 返還手続きを済ませた猫の返還
- 適正飼養の啓発、指導
- 検診(トリアージ)の補助
- (3)動物飼養相談・苦情対応
- センター窓口、電話、現地における動物に関する相談・苦情対応
- これに基づく犬、猫の相談受付票管理簿の作成
- (4)咬傷事故対応
- 被害者等からの聞き取り、原因調査補助
- 飼養者に対する指導補助
- (5)負傷動物に関する業務
- 負傷動物の回収・収容
- 返還手続きを済ませた動物の返還
- (6)譲渡に関する業務
- 譲渡犬の運動等
- 譲渡用の犬・猫の健康管理補助
- 譲渡適性審査の補助
- ワクチン接種の補助
- 成犬・成猫の不妊去勢手術補助
- トリミング等の補助
- 譲渡後の動物の飼養管理の追跡調査補助
- (7)狂犬病対策に関する業務
- シミュレーションの補助
- (8)その他、動物愛護管理の推進に必要な業務
《不妊手術の補助》
《小学生のお散歩体験》